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2012
0427
Fri -
第五二六回 落語研究会 〜RAKUGO SHOW TIME!!〜
- 落語会| C:0| T:0| 22:45| TOP
さて、毎月一度の落語研究会です。前回古今亭志ん輔師匠が出てたから「おー、今回のトリも志ん輔師匠かー」と思ってたら、ひっさびさの立川志の輔師匠。名前似てんのよ! 名前ッ!
どうやら、当日券はかなり並んでいたようです。わお。
2012年4月24日 第五二六回 落語研究会
場所:国立演芸場 小劇場・永田町
金原亭小駒「持参金」
春風亭百栄「疝気の虫」△
柳家三三「人形買い」△+
仲入り
柳家小満ん「奈良名物」
立川志の輔「井戸の茶碗」△++
開口一番は金原亭小駒さん。二ツ目の中では相当香板上の方だった気がしますが、来年には真打になれるんでしょうか。金原亭らしい渋みのある良い落語をするのですが、今回は特にリズム感が無かったような……。ご老人相手には聞き取りやすいのかも、ちょっと僕には合わないリズムでした。
続いて百栄師匠。落語研究会で拝見するのは初めて、オカッパ頭と相まって個性的な顔立ちをしている師匠です。いや、かなり言葉に気を使ったほうだぞ!
「天使と悪魔」「マザコン調べ」「桃太郎後日談」などの鬱屈した何かが渦巻いている新作落語と、「岸柳島」「鼻ほしい」などの癖のある古典落語の両刀遣い、いわゆる“クセモノ”落語家さんです。今回はその持ちネタの中でもやはりクセモノの古典落語「疝気の虫」です。なんだか、意外とこのネタやる人って多くないですよね。やっぱり今現在は志らく師匠の爆発する疝気の虫がメジャーなのかな。まあ、あまりやり手が多くないのは何となく理由が分かるような分からないような。
で、百栄師匠演じる疝気の虫。ほんっとーうに憎たらしい顔をしている笑 もうそれだけで面白いんだもんなあ。それで「助けてください」とか言うの。んでもって「チントトトンのパッパッパ」とか言うの。でも百栄師匠の雰囲気はちょっと受け付けない人も多い気がするぞ。個人的には狂った設定が特徴の新作が好きな師匠。
仲トリ三三師匠は、二ツ目時分に扇橋師匠に教わったと言う人形買い。題材が五月の節句だからやれる時期が少ない噺なんでしょうが、噺の構造が結構しっかりしているので好んでかける人が多いような気がします。主なやり手としては扇遊師匠や権太楼師匠が挙げられますね。反対に、同じ節句がテーマの五月幟をやる人が少ないのは、噺そのものがちょっと乱暴な感じだからなのかなあと思いつつ。
さて、三三師匠の高座は、若旦那とおもよさんのちょっとエッチな話を楽しそうに喋る小僧がキャラクターが、なんだか生意気だけど憎めないし、得意の講談も立て板に水で素敵だったなあ。三三師匠の魅力をたくさんに詰め込んだ高座。
小満ん師匠は相変わらずのスーパー珍品、「奈良名物」。奈良名物っていうんだから鹿政談が何か関係しているのかなあと思っていましたがあにはからんや、延々と奈良の名所名跡を案内し続けると言う落語。……落語? 落語なんだろうなあ。僕にはついていけませんでした。大人の世界なんだ、これは……。
トリは、万雷の拍手で迎えられた志の輔師匠。出だし、何だかめちゃくちゃ雑な人物の提示が気になって、「あれ? 今日志の輔師匠、駄目駄目…?」と、本当に心配していましたが、すぐにいつもの爆笑落語に戻ったので一安心。良く考えたら、志の輔師匠って井戸の茶碗を一時間近くかけてやるんですよね。今回の研究会の時間が45分なので(実際は48分やっていました)、その分詰めなくちゃいけないんですよね。末広亭で落語一席が約15分くらいと考えると、そりゃもう何だか並々ならぬことになっちゃうんでしょう憶測で喋ってますが。
最後の千代田朴斎の前で屑屋が嘆きまくるところはやっぱり志の輔師匠だなあ。「自分で行け!」って思うもんなあ。
僕は、志の輔師匠の落語はエンターテイメント過ぎて「ら、落語?」って言う印象がずっとついて回ってしまうのですが、それでもこれだけお客さんを楽しませようとする姿勢は本当に素敵なんですよね。流石だよなあ。パワフルな一席。
どうやら、当日券はかなり並んでいたようです。わお。
2012年4月24日 第五二六回 落語研究会
場所:国立演芸場 小劇場・永田町
金原亭小駒「持参金」
春風亭百栄「疝気の虫」△
柳家三三「人形買い」△+
仲入り
柳家小満ん「奈良名物」
立川志の輔「井戸の茶碗」△++
開口一番は金原亭小駒さん。二ツ目の中では相当香板上の方だった気がしますが、来年には真打になれるんでしょうか。金原亭らしい渋みのある良い落語をするのですが、今回は特にリズム感が無かったような……。ご老人相手には聞き取りやすいのかも、ちょっと僕には合わないリズムでした。
続いて百栄師匠。落語研究会で拝見するのは初めて、オカッパ頭と相まって個性的な顔立ちをしている師匠です。いや、かなり言葉に気を使ったほうだぞ!
「天使と悪魔」「マザコン調べ」「桃太郎後日談」などの鬱屈した何かが渦巻いている新作落語と、「岸柳島」「鼻ほしい」などの癖のある古典落語の両刀遣い、いわゆる“クセモノ”落語家さんです。今回はその持ちネタの中でもやはりクセモノの古典落語「疝気の虫」です。なんだか、意外とこのネタやる人って多くないですよね。やっぱり今現在は志らく師匠の爆発する疝気の虫がメジャーなのかな。まあ、あまりやり手が多くないのは何となく理由が分かるような分からないような。
で、百栄師匠演じる疝気の虫。ほんっとーうに憎たらしい顔をしている笑 もうそれだけで面白いんだもんなあ。それで「助けてください」とか言うの。んでもって「チントトトンのパッパッパ」とか言うの。でも百栄師匠の雰囲気はちょっと受け付けない人も多い気がするぞ。個人的には狂った設定が特徴の新作が好きな師匠。
仲トリ三三師匠は、二ツ目時分に扇橋師匠に教わったと言う人形買い。題材が五月の節句だからやれる時期が少ない噺なんでしょうが、噺の構造が結構しっかりしているので好んでかける人が多いような気がします。主なやり手としては扇遊師匠や権太楼師匠が挙げられますね。反対に、同じ節句がテーマの五月幟をやる人が少ないのは、噺そのものがちょっと乱暴な感じだからなのかなあと思いつつ。
さて、三三師匠の高座は、若旦那とおもよさんのちょっとエッチな話を楽しそうに喋る小僧がキャラクターが、なんだか生意気だけど憎めないし、得意の講談も立て板に水で素敵だったなあ。三三師匠の魅力をたくさんに詰め込んだ高座。
小満ん師匠は相変わらずのスーパー珍品、「奈良名物」。奈良名物っていうんだから鹿政談が何か関係しているのかなあと思っていましたがあにはからんや、延々と奈良の名所名跡を案内し続けると言う落語。……落語? 落語なんだろうなあ。僕にはついていけませんでした。大人の世界なんだ、これは……。
トリは、万雷の拍手で迎えられた志の輔師匠。出だし、何だかめちゃくちゃ雑な人物の提示が気になって、「あれ? 今日志の輔師匠、駄目駄目…?」と、本当に心配していましたが、すぐにいつもの爆笑落語に戻ったので一安心。良く考えたら、志の輔師匠って井戸の茶碗を一時間近くかけてやるんですよね。今回の研究会の時間が45分なので(実際は48分やっていました)、その分詰めなくちゃいけないんですよね。末広亭で落語一席が約15分くらいと考えると、そりゃもう何だか並々ならぬことになっちゃうんでしょう憶測で喋ってますが。
最後の千代田朴斎の前で屑屋が嘆きまくるところはやっぱり志の輔師匠だなあ。「自分で行け!」って思うもんなあ。
僕は、志の輔師匠の落語はエンターテイメント過ぎて「ら、落語?」って言う印象がずっとついて回ってしまうのですが、それでもこれだけお客さんを楽しませようとする姿勢は本当に素敵なんですよね。流石だよなあ。パワフルな一席。
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2012
0426
Thu -
4/22 鈴本演芸場下席夜席 〜なめくじ長屋の束縛〜
- 寄席| C:0| T:1| 17:38| TOP
いま鈴本では、お昼は馬生師匠の高座舞、夜は馬石師匠が長講一席。恒例の企画物です。
てゆーか、5月上席は権太楼十夜!? マジで!? マジでっ!?
4/22 鈴本演芸場下席夜席
林家つる子「垂乳根」
古今亭朝太「のめる」
翁家和楽社中「太神楽」
桃月庵白酒「真田小僧」△+
春風亭正朝「風呂敷」
ロケット団「漫才」
鈴々舎馬桜「幇間腹」△+
仲入り
ペペ桜井「ギター漫談」
アサダ二世「奇術」
隅田川馬石「鰍沢」△
開口一番はつる子さん。高座は初遭遇です。なんかまあ地味になっちゃって……。
落ち着いたと言うか、覇気が無くなったみたいな高座に見えたような。
今秋には志ん陽で真打ち昇進の朝太さん、のめる。きっちりと端々に気を配った高座。
翁家和楽社中は、和楽・小楽・和助。
白酒師匠は相変わらずの毒舌冴え渡る高座。真田小僧。大人を手玉に取る金坊が大車輪。笑いの絶えない高座。
正朝師匠、風呂敷。「間男」関連で、真田小僧になんとなくツくような噺な気もしないではないですが、良くウケている高座でした。にしても、現代に残っている風呂敷って、志ん生師匠のくすぐりが特に色濃く残り過ぎちゃって、みんなそれに縛られちゃう噺だと思うなあ。「上げ潮のゴミ!」とか「耳が逆さまについてンのかい!」とかさ。枕から本人もそんな窮屈を感じていたような。
ロケット団は話のあっちゃこっちゃふらふらした漫才のあとは、高座にお茶が出される。代演のはん治師匠の代演で馬桜師匠。幇間腹。この人の高座は言うなれば、「カロヤカ」。ついーっと何でもないような表情で、すったかたーと落語を通り抜けていくような。だから、「ブッチャーの額みたい」とか「いや、折れたのだ」「漫画だよ」みたいな落語から空中浮遊しちゃうくすぐりも気にせず楽しめるんだね。
仲入り後はぺぺ桜井先生とアサダ二世先生という、怪しいおっさん二人のあとは馬石師匠の長講一席。この日は季節違いで鰍沢。こういう凄みのある噺と馬石師匠は合いますね。
最後はハメモノ入りの芝居仕立て。落語が初めての子を連れていったのですが、「最後はどういう意味?」とのこと。そらしかたないよなあ。
てゆーか、5月上席は権太楼十夜!? マジで!? マジでっ!?
4/22 鈴本演芸場下席夜席
林家つる子「垂乳根」
古今亭朝太「のめる」
翁家和楽社中「太神楽」
桃月庵白酒「真田小僧」△+
春風亭正朝「風呂敷」
ロケット団「漫才」
鈴々舎馬桜「幇間腹」△+
仲入り
ペペ桜井「ギター漫談」
アサダ二世「奇術」
隅田川馬石「鰍沢」△
開口一番はつる子さん。高座は初遭遇です。なんかまあ地味になっちゃって……。
落ち着いたと言うか、覇気が無くなったみたいな高座に見えたような。
今秋には志ん陽で真打ち昇進の朝太さん、のめる。きっちりと端々に気を配った高座。
翁家和楽社中は、和楽・小楽・和助。
白酒師匠は相変わらずの毒舌冴え渡る高座。真田小僧。大人を手玉に取る金坊が大車輪。笑いの絶えない高座。
正朝師匠、風呂敷。「間男」関連で、真田小僧になんとなくツくような噺な気もしないではないですが、良くウケている高座でした。にしても、現代に残っている風呂敷って、志ん生師匠のくすぐりが特に色濃く残り過ぎちゃって、みんなそれに縛られちゃう噺だと思うなあ。「上げ潮のゴミ!」とか「耳が逆さまについてンのかい!」とかさ。枕から本人もそんな窮屈を感じていたような。
ロケット団は話のあっちゃこっちゃふらふらした漫才のあとは、高座にお茶が出される。代演のはん治師匠の代演で馬桜師匠。幇間腹。この人の高座は言うなれば、「カロヤカ」。ついーっと何でもないような表情で、すったかたーと落語を通り抜けていくような。だから、「ブッチャーの額みたい」とか「いや、折れたのだ」「漫画だよ」みたいな落語から空中浮遊しちゃうくすぐりも気にせず楽しめるんだね。
仲入り後はぺぺ桜井先生とアサダ二世先生という、怪しいおっさん二人のあとは馬石師匠の長講一席。この日は季節違いで鰍沢。こういう凄みのある噺と馬石師匠は合いますね。
最後はハメモノ入りの芝居仕立て。落語が初めての子を連れていったのですが、「最後はどういう意味?」とのこと。そらしかたないよなあ。
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2012
0414
Sat -
4/8 国立演芸場4月上席 〜十七色の虹〜
- 寄席| C:2| T:0| 02:07| TOP
チケットを頂いたので、喜多八師匠がトリの国立演芸場へ!
……あれ、あれ? 国立演芸場の寄席は実は初めてかも。学生は1700円だからどの寄席よりも安いんですねー。でも永田町って行き難いなあ笑 寄席なんだから、もっと柔らかいところに作れば良いのに。アクセスちょっと悪めだし。
2012年4月8日 国立演芸場 4月上席
柳亭市也「真田小僧」
柳家ろべえ「旅行日記」
桂文雀「猿後家」
ひびきわたる「キセル漫談」
古今亭菊志ん「長屋の花見」△−
柳家小ゑん「鉄の男」△
仲入り
ホームラン「漫才」
三遊亭吉窓「松竹梅」
アサダ二世「奇術」
柳家喜多八「盃の殿様」△++
開口一番は市也さん。この人の高座にはやったらめったら当たるなあ。これから二ツ目、頑張れ!
ろべえさんは旅行日記。喜多八師匠が良く演じるネタですね。男二人が宿に泊まる。その片割れは以前美味しい鶏鍋や豚鍋など、手厚い歓待を受けるが、やがてその真相が明かされ……と言うお話。
三之助師匠の代演は文雀師匠。猿後家。なんだか、地味な感じだったなあ。うーむ。
ひびきわたる先生はいつも通り。
菊志ん師匠は長屋の花見。長屋の花見はこの時期には一度聞きたくなるネタだよね。この人特有のスピーディーなテンポがあるよなあ。それが噺と良い感じに合ってる気がするー。
元祖オタク系落語家(と勝手に思っている)小ゑん師匠は、鉄道マニア、鉄ちゃんが家族を持つと……と言う新作落語。寄席なんかでは、鉄ヲタが家族に迷惑されてるところで切っちゃうんですけど、今回はフルバージョン。後半は友達のカゲヤマ君との会話。このカゲヤマ君、どう考えても知恵遅れだ。良い具合に悪意の篭ったキャラクターの造形がなんだか小ゑん師匠らしいなあ。
食いつきはホームラン。また違うネタだ! このコンビはいつも違う雰囲気の漫才をしている印象があるなあ。好きな漫才師。
吉窓師匠は松竹梅。寝てしまった……。
アサダ二世先生はロープ手品。憎めないんだよなあ。
喜多八師匠。盃の殿様。結構地味系の噺で、有名なのはやっぱり円生師匠、最近では小満ん師匠が良くかけますね。見所だらけの凄い高座でした。花魁のにっこりの顔とか、黄金餅みたいな道中の言い立てとか。
喜多八師匠って、何だかお客さんに提示する世界観、絵を明確に示すタイプの噺家さんだなあと思います。その世界観はいままでの落語の世界より一歩先にあるような気がします。その絵を特異な演出と言う形で表現している印象。……と、言う事を徒然と考えているよ。それを、喜多八師匠の提示した「紫の鉢巻きをして助六みたいな格好をした殿様」と言う絵を見て思いました。
※追記※
「鉄の男」はどうやらショートバージョンだったそうです。カゲッチを家に連れていくシーンもあるんだとか。
勉強不足でした……。
……あれ、あれ? 国立演芸場の寄席は実は初めてかも。学生は1700円だからどの寄席よりも安いんですねー。でも永田町って行き難いなあ笑 寄席なんだから、もっと柔らかいところに作れば良いのに。アクセスちょっと悪めだし。
2012年4月8日 国立演芸場 4月上席
柳亭市也「真田小僧」
柳家ろべえ「旅行日記」
桂文雀「猿後家」
ひびきわたる「キセル漫談」
古今亭菊志ん「長屋の花見」△−
柳家小ゑん「鉄の男」△
仲入り
ホームラン「漫才」
三遊亭吉窓「松竹梅」
アサダ二世「奇術」
柳家喜多八「盃の殿様」△++
開口一番は市也さん。この人の高座にはやったらめったら当たるなあ。これから二ツ目、頑張れ!
ろべえさんは旅行日記。喜多八師匠が良く演じるネタですね。男二人が宿に泊まる。その片割れは以前美味しい鶏鍋や豚鍋など、手厚い歓待を受けるが、やがてその真相が明かされ……と言うお話。
三之助師匠の代演は文雀師匠。猿後家。なんだか、地味な感じだったなあ。うーむ。
ひびきわたる先生はいつも通り。
菊志ん師匠は長屋の花見。長屋の花見はこの時期には一度聞きたくなるネタだよね。この人特有のスピーディーなテンポがあるよなあ。それが噺と良い感じに合ってる気がするー。
元祖オタク系落語家(と勝手に思っている)小ゑん師匠は、鉄道マニア、鉄ちゃんが家族を持つと……と言う新作落語。寄席なんかでは、鉄ヲタが家族に迷惑されてるところで切っちゃうんですけど、今回はフルバージョン。後半は友達のカゲヤマ君との会話。このカゲヤマ君、どう考えても知恵遅れだ。良い具合に悪意の篭ったキャラクターの造形がなんだか小ゑん師匠らしいなあ。
食いつきはホームラン。また違うネタだ! このコンビはいつも違う雰囲気の漫才をしている印象があるなあ。好きな漫才師。
吉窓師匠は松竹梅。寝てしまった……。
アサダ二世先生はロープ手品。憎めないんだよなあ。
喜多八師匠。盃の殿様。結構地味系の噺で、有名なのはやっぱり円生師匠、最近では小満ん師匠が良くかけますね。見所だらけの凄い高座でした。花魁のにっこりの顔とか、黄金餅みたいな道中の言い立てとか。
喜多八師匠って、何だかお客さんに提示する世界観、絵を明確に示すタイプの噺家さんだなあと思います。その世界観はいままでの落語の世界より一歩先にあるような気がします。その絵を特異な演出と言う形で表現している印象。……と、言う事を徒然と考えているよ。それを、喜多八師匠の提示した「紫の鉢巻きをして助六みたいな格好をした殿様」と言う絵を見て思いました。
※追記※
「鉄の男」はどうやらショートバージョンだったそうです。カゲッチを家に連れていくシーンもあるんだとか。
勉強不足でした……。
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2012
0405
Thu -
第五二五回 落語研究会 〜魔法の青黄な粉〜
- 落語会| C:0| T:0| 11:09| TOP
研究会です。がおー!
2012年3月28日 第五二五回 落語研究会
場所:国立演芸場小劇場・永田町
古今亭志ん公「孝行糖」
入船亭扇辰「お血脈」
古今亭志ん輔「黄金餅」△++
仲入り
柳家小さん「親子酒」△
柳家小三治「茶の湯」〇
開口一番は志ん公さん。未だに以前の研究会で観た万病円以来です。後にあがった扇辰師匠もおっしゃってましたけれども、ぴっちりと色気(欲)のない落語をなさいますねー。安心して聞いていられる事は、落語には大切なこと……。
扇辰師匠はお血脈。したい放題の噺と自分でおっしゃっていましたが、実際のところは他の師匠と比べてしまうと真面目な方だと思います。しん平師匠を皮切りに志の輔師匠や亡くなった文治師匠の方がぶっ壊してる印象がありますね。
研究会の常連志ん輔師匠。志ん生師匠で有名なお経のくだりが最高に面白い! 酔っ払ってダメダメになってる和尚さんが可愛くて、黄金餅の山場って町名の言い立てやお金の回収じゃなくて、ここなのかもしれないなあと思いつつ……。
仲入り後は小さん師匠。言っちゃ悪いけど、いざ寄席文字で見るとすげえ名前だな…(^-^;
お酒に関して、他の師匠方の噂話。さん喬師匠は女性とじゃないと飲まないとか、リアル過ぎて冗談に聞こえないよ笑
5代目の実子なだけあって、柳家の思い出話は尽きませんね。楽しい高座でした。
ただ、この師匠はリズムが2拍程遅らせて落語をする方なので、ちょっと気持ち良くは入って来ないかも知れない……。
さあ小三治師匠ですよ! 茶の湯です。一人一人青黄な粉のお茶を飲んだ人の反応が違うのが目に見える! やり取りの可愛らしさ、そして完璧な間と言葉の選び方だったのです……!
凄まじい量の「素敵」が詰まった高座でした。小三治師匠はやっぱり凄いなあ!
2012年3月28日 第五二五回 落語研究会
場所:国立演芸場小劇場・永田町
古今亭志ん公「孝行糖」
入船亭扇辰「お血脈」
古今亭志ん輔「黄金餅」△++
仲入り
柳家小さん「親子酒」△
柳家小三治「茶の湯」〇
開口一番は志ん公さん。未だに以前の研究会で観た万病円以来です。後にあがった扇辰師匠もおっしゃってましたけれども、ぴっちりと色気(欲)のない落語をなさいますねー。安心して聞いていられる事は、落語には大切なこと……。
扇辰師匠はお血脈。したい放題の噺と自分でおっしゃっていましたが、実際のところは他の師匠と比べてしまうと真面目な方だと思います。しん平師匠を皮切りに志の輔師匠や亡くなった文治師匠の方がぶっ壊してる印象がありますね。
研究会の常連志ん輔師匠。志ん生師匠で有名なお経のくだりが最高に面白い! 酔っ払ってダメダメになってる和尚さんが可愛くて、黄金餅の山場って町名の言い立てやお金の回収じゃなくて、ここなのかもしれないなあと思いつつ……。
仲入り後は小さん師匠。言っちゃ悪いけど、いざ寄席文字で見るとすげえ名前だな…(^-^;
お酒に関して、他の師匠方の噂話。さん喬師匠は女性とじゃないと飲まないとか、リアル過ぎて冗談に聞こえないよ笑
5代目の実子なだけあって、柳家の思い出話は尽きませんね。楽しい高座でした。
ただ、この師匠はリズムが2拍程遅らせて落語をする方なので、ちょっと気持ち良くは入って来ないかも知れない……。
さあ小三治師匠ですよ! 茶の湯です。一人一人青黄な粉のお茶を飲んだ人の反応が違うのが目に見える! やり取りの可愛らしさ、そして完璧な間と言葉の選び方だったのです……!
凄まじい量の「素敵」が詰まった高座でした。小三治師匠はやっぱり凄いなあ!
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2012
0326
Mon -
〈噺小屋 featuring 扇遊、鯉昇&喜多八 X〉 落語睦会〜しゃぼん玉のゼントルマン 〜余裕、ゆとり、そして…おっさん〜
- 落語会| C:0| T:0| 22:41| TOP
さて、ひっじょーうに苦痛を強いられるアルバイト生活に嫌気が差したので、久方ぶりの思い切った落語会です。お値段は3500円。加えて銀行振り込みとか色々で結局4000円近くのチケットですが、取れただけマシさ!
結構ギリギリに申し込んだようで、一番後ろの端っこになるかも……と脅されたものの、強行軍。本当はそんな力いっぱい取り乱してチケットを買いに行く会ではない、巷で噂の大人による大人の為の落語会、それが睦会なのです!
2012年3月13日 〈噺小屋 featuring 扇遊、鯉昇&喜多八 X〉 落語睦会〜しゃぼん玉のゼントルマン
場所:国立演芸場・永田町
三遊亭司「紋三郎稲荷」
入船亭扇遊「崇徳院」△−
仲入り
柳家喜多八「一つ穴」△++
瀧川鯉昇「宿屋の仇討ち」△+
結局十列目の端のほうになりましたが、普通に良く見える席。国立演芸場は本当にどこからでも良く見えるなあ……小劇場とは大違いだ。
開口一番は三遊亭司さん。落ち着きを通り越して、ちょっと地味目な二つ目さん、というイメージ。大人……っていう事なのかな。紋三郎稲荷、お侍さんの悪戯心と、段々と追い詰められる困り感。大人はしゃがないんだぜ、というメッセージだろうか……。
希代の酔っ払いとして有名な扇遊師匠ですが、高座は本当に美しいのです。そりゃもう大人の落語なのです。「小栗なんとかさんと山田なんとかさんが結婚したそうですね。……まあ、別にどうでも良いんですが」って姿勢がもう大人なのです。大人の余裕なのですよ。
崇徳院は、枕元で大声出さないように!と言われているのにガンガン大声出す八五郎の適当っぷりと歯切れの良さ。爽やかな風の吹く落語だったように思います。
仲入り後は喜多八師匠。扇遊師匠が時間を10分短くやってる事を告白しながら、震災後の仕事を思い出しながら一つ穴。悋気に燃えるおかみさんがお妾さんの家に飛び込んで浮気現場を押さえちゃう話。旦那さんの右往左往してくるくる回る表情が素敵で堪らない。ちょっと声が伝わりにくい感じだったけれど、とても面白かったなあ。
トリは鯉昇師匠。ふわふわ宿屋の仇討ち、人殺しの場面があるのにふわふわ。それでいて、ところどころ凶器のように鋭い発言の数々、縛られてる三人を「あの三人もうすぐ死にます」ってばっさり。凄いよなあ……。
大人達の織り成す楽しい会でした。一度行くべき!
結構ギリギリに申し込んだようで、一番後ろの端っこになるかも……と脅されたものの、強行軍。本当はそんな力いっぱい取り乱してチケットを買いに行く会ではない、巷で噂の大人による大人の為の落語会、それが睦会なのです!
2012年3月13日 〈噺小屋 featuring 扇遊、鯉昇&喜多八 X〉 落語睦会〜しゃぼん玉のゼントルマン
場所:国立演芸場・永田町
三遊亭司「紋三郎稲荷」
入船亭扇遊「崇徳院」△−
仲入り
柳家喜多八「一つ穴」△++
瀧川鯉昇「宿屋の仇討ち」△+
結局十列目の端のほうになりましたが、普通に良く見える席。国立演芸場は本当にどこからでも良く見えるなあ……小劇場とは大違いだ。
開口一番は三遊亭司さん。落ち着きを通り越して、ちょっと地味目な二つ目さん、というイメージ。大人……っていう事なのかな。紋三郎稲荷、お侍さんの悪戯心と、段々と追い詰められる困り感。大人はしゃがないんだぜ、というメッセージだろうか……。
希代の酔っ払いとして有名な扇遊師匠ですが、高座は本当に美しいのです。そりゃもう大人の落語なのです。「小栗なんとかさんと山田なんとかさんが結婚したそうですね。……まあ、別にどうでも良いんですが」って姿勢がもう大人なのです。大人の余裕なのですよ。
崇徳院は、枕元で大声出さないように!と言われているのにガンガン大声出す八五郎の適当っぷりと歯切れの良さ。爽やかな風の吹く落語だったように思います。
仲入り後は喜多八師匠。扇遊師匠が時間を10分短くやってる事を告白しながら、震災後の仕事を思い出しながら一つ穴。悋気に燃えるおかみさんがお妾さんの家に飛び込んで浮気現場を押さえちゃう話。旦那さんの右往左往してくるくる回る表情が素敵で堪らない。ちょっと声が伝わりにくい感じだったけれど、とても面白かったなあ。
トリは鯉昇師匠。ふわふわ宿屋の仇討ち、人殺しの場面があるのにふわふわ。それでいて、ところどころ凶器のように鋭い発言の数々、縛られてる三人を「あの三人もうすぐ死にます」ってばっさり。凄いよなあ……。
大人達の織り成す楽しい会でした。一度行くべき!




